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SSバリュー 2

第3回 SSバリュー 2

SSバリュー 地震コラム

●地震で倒れやすい家とは・・・



画像提供:(株)LIXIL

 

・建物の上階(2階・3階)が重い家

地震が起こると、建築物の重量が重い部分と地面にズレが生じ、それが大きくなると建物に食い違いが起こり、一部に破壊が発生し倒壊につながります。

たとえば、2階が重い建物の場合は、1階と2階のズレが大きく、倒壊の危険があります。

 

・耐力壁の配置のバランスが悪い建物

建物内に車庫を取り込んでいる建物や、店舗等で入口がおおきな開口部になっている建物などは、耐力壁のバランスが悪く、耐力壁の少ない部分が壊れやすくなります。

 

阪神・淡路大震災では、10万棟を超える住宅が全壊し、悲しいことに6千人を超える犠牲者が出ました。その中の84%の方が住宅の下敷きや家具の転倒が原因で亡くなりました。住宅倒壊の主な原因は、少ない耐力壁と土台からの柱抜けによるものです。柱・梁・筋交いから構成される耐力壁(木造軸組工法の場合)が少なかったり、配置のバランスが悪いと地震に弱い家に。また、土台や柱と基礎が金物で緊結されていないと、地震の縦揺れによって土台から柱が抜け、簡単に倒壊してしまうことがあります。これらの教訓を受け、建築基準法も改正され、壁量バランスの確認と補強金物の使用が義務化されました。

 

●不同沈下が起こりやすい地盤とは・・・



画像提供:(株)LIXIL

※「○○台」「○○ヶ丘」といった新興住宅地の場合は、旧地名に注目してください。


たとえ家の構造が頑丈でも、土地の地盤に問題があれば、地震に強い家にはなりません。地震が起こらなくても、新しく建てた家が、だんだん傾き始めて住めなくなってしまう「不同沈下」と呼ばれる軟弱地盤による事故も後を絶ちません。では、良い地盤とは、どのような土地なのでしょうか。岩盤や締まった砂礫層、硬い粘土層ならひとまず安心。反対に注意が必要な土地は、腐食土、泥土、田や沼地等の埋立地、盛り土をした造成地。旧河川や粘土質の地盤で液状化を起こしやすい場所。また、地名に「谷」「沢」「田」「津」がついている場所などです。しっかり地盤調査をして、軟弱地盤の場合は対策をたてることをおすすめします。


https://www.lixil.co.jp/lineup/construction_method/ssvalue/column/

 
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